酵素を含む食品について
酵素は主に、野菜、果物、生もの(肉・魚)、発酵食品に含まれています。酵素は熱に弱いなどの特徴があり、酵素を食品から摂る場合に気をつけなければならないことが多々あります。酵素を含む食品と酵素の効果的な摂り方をご紹介していきましょう!
野菜
酵素は野菜に含まれているといっても、生の野菜に限ります。どの種類の野菜でも生であれば、酵素の摂取が可能です。野菜の皮の部分にも酵素は含まれているので、生のまま食べられるものは皮つきのまま食べる方がよいでしょう
生野菜はすりおろすことで酵素の活性化が2倍にも3倍にもなると言われています。酵素の活性化を狙うのであれば、大根や玉ねぎなどはすって食べるとよいでしょう。
例えば、おろし野菜とオイルを混ぜてドレッシングを作り、生野菜サラダのにかけて食べれば、市販のドレッシングを使うより酵素を摂ることができます。
玉ねぎについては、水にさらすということをしてしまいがちですが、酵素が水によって溶けだしてしまいます。玉ねぎは数分置いておくだけでも辛味がおさまるので、できるだけ水にさらさないようにするとよいです。
生の野菜すべてに酵素が含まれると言っても、大切なのは鮮度です。野菜は切ってしまうと、その時点から鮮度も落ちますし、酵素の量も減ります。できる限り、すぐに食べるようにすることが酵素摂取では大切です。
果物
果物は野菜より酵素の量が多めです。どの果物でも生であれば、酵素の摂取が可能です。バナナは、黒いポツポツができてからの方が酵素が多く含まれます。
果物もすりおろすことで酵素の活性化を高めることができます。りんごをすりおろすことは、食べやすくするというだけでなく、酵素の活性化を高めることもできるのです。風邪を引いたときにすりおろしりんごを食べるといいというのは、酵素を摂れるメリットもあります。
果物は野菜と比べると基本は生で食べることが殆どなので、小腹の空いたときやおやつで果物を食べるだけで酵素の摂取ができます。手軽に持ち運びしやすいものが多い点も、魅力のひとつです。
生もの
生魚や生肉にも酵素は含まれていますが、生肉は身近な食べ方ではありません。魚から酵素を得るのであれば、刺身です。刺身には醤油をかけますが、醤油にも酵素が含まれています。
魚介類を生で食べる際は、鮮度に注意して食中毒にならないように注意しましょう。
発酵食品
発酵食品とは、カビ、酵母、乳酸菌などの細菌の増殖や、酵素を生み出すことによって作られている食品です。
納豆、ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬、ピクルス、塩から、かつお節、アンチョビ、サラミ、酵素玄米、ナタデココ、味噌、醤油、みりん、酢、甘酒などがあります。
上記に挙げた発酵食品の中で、注意していただきたいのが味噌です。味噌というと味噌汁が浮かぶと思いますが、熱が加わってしまうので味噌汁からは酵素を摂ることができません。酵素を摂る目的で味噌を使う場合は、ディップとして使ったり、手作りのドレッシングに使うとよいでしょう。
お酢は、摂りいれた酵素を活性化させる役割があります。自宅で野菜サラダを食べるときは、できるだけ自家製のドレッシングを作ると良いでしょう。必然とお酢を摂ることができます。しかも、生野菜という酵素と一緒に摂れるので、より身体の中で酵素が活かされるでしょう。
お酢の中でも栄養価が高いのは黒酢と言われています。中華料理などで使われることも多くなりました。また、洋食で見かけるバルサミコ酢も栄養価が高いようです。
料理をしない方、料理のお酢が苦手な方は、飲む酢として発売されているフルーツ入りのお酢ドリンクを活用する方法もあります。はちみつや氷を入れることで飲みやすくなるのでオススメです。
甘酒はここ数年ブームですね。スーパーで手軽に購入できますが、米麹を買えば自宅で作ることも簡単ですよ。自家製の甘酒は市販の甘酒より栄養価が高いのでオススメです。温めて飲むと酵素が摂れないので、飲む場合は冷たい状態で飲みましょう。フルーツと甘酒をミキサーにかけて、スムージーとして飲むと沢山の酵素が摂れます。